ラムザイヤー教授の正論11月号論文『慰安婦制度をめぐる学問の不自由の現状』について

ブラジルの同志パウロ・河合氏は、正論の11月号に掲載された『慰安婦制度をめぐる学問の不自由の現状』と題した文の著者であるラムザイヤー教授にお礼と今後益々ご活躍を希望する激励の言葉を送り、ラムザイヤ―教授からお礼の返事を頂きました、と河合氏から連絡を頂きました。

地球の全くの反対側でもこうして慰安婦問題に取り組んでおられる同氏の活動に、元気づけられます。

GAHT(歴史の真実を求める世界連合会)は、こうして口先でなく、現場で、グローバルに、活動しております。

以下、河合氏のラムザイヤー教授への通信文を転載いたします:

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マーク ラムザイヤー教授

2023年10月

正論11月号に掲載された 慰安婦制度をめぐる学問の不自由の現状を大変興味深く拝読しました

慰安婦問題で小生の最大の驚きは、先生も述べられておられるように世界の多くの所謂歴史学者といわれる人たちが、ろくすっぽ調べもせずに付和雷同的にプロの慰安婦の存在に反対しラムゼイヤー論文にケチを付けていることです。小生が知りえた歴史学者といわれる人たちの慰安婦に関する論文や記述は、幅広い分野から種々の情報を集めて事実を検証するのではなく、慰安婦の強制連行と奴隷説、または売春そのものが性奴隷といった先入観を絶対的なものとし、この先入観に合致した情報を集約して慰安婦情報を形成しているのが現状ではないかと感じています。例えばハーバート大学の歴史学部教授スク ジェルソン氏のラムザイヤー教授批判論文は、正しく上記のパターンそのもので、慰安婦性奴隷説を真実とした上で、それに迎合するいろいろな学者の論文を引用して批判文を展開しています。ここで思い出すのは、慰安婦の真実 の著作者マイケル ヨンさんが、ある慰安婦を論ずるある歴史学者に、US ARMY REPORT No 49 やUS IWG REPORT を読んだかと尋ねたら、名前も聞いたことがないという返事でびっくりしたと彼の著作に書いてあります。もしこの程度の認識で歴史学者といわれる先生方が一般歴史現象を論評されたら、NHKの大化ドラマなら兎も角、歴史の真実そのものがたまったものではありません。その点、韓国の李教授グループが著述した 反日種族主義 で記述してある朝鮮国の性制度の歴史は、彼らが経済学者であるためか、因果関係を理論的に組み立て、非常に明快な説得力のある記述になっています。

ご存じの様に、朝鮮国は昔から事実上シナの属国として扱われ、朝鮮民族は常に自尊心を傷つけられながら長い歴史を活きてきたのではないかと思います。こう言った人種は劣等感または自虐心理の代償として、何か優越感を持てる精神的支柱を持ちたくなるのではないのでしょうか。慰安婦問題以外に、韓国人は日本が朝鮮を植民地化した責任を謝れと何かにつけて執拗に要求います。しかし、日本も当時すべてのアジヤ諸国同様特に強大なロシヤから植民地される危険性があり、生死をかけてその野望をはねつけるため戦い、世界の多くの諸国の期待に反して勝利しました。当時の朝鮮の李王朝は日本の誘いを拒絶し、ロシヤ帝国につきました。もし日本が負けておれば、当然朝鮮国もロシヤに植民地化され、多くの国民は奴隷のごとくシベリヤ開発に利用されていたことでしょう。日本は自国の尊厳と独立を守るため6万人もの兵士の死者と、莫大な借金を背負いました。当時の朝鮮国は自分の国を守るためどんな犠牲を払ったのですか。なんの努力もせずに昔の封建制度を保ったまま当時の帝国主義の荒波に生き残れるというような考えは、まったく笑止千万です。最もあそこの国では、真実は自分に都合がよい場合のみ真実になるという文化があるらしいですから、真面目に歴史考証など議論できないかも知れません。

日本は、日露戦争で勝利した結果、アメリカの仲介によりPORTSMOUTH平和協定(1905)をロシヤと結び、朝鮮半島における排他的指導権を獲得しました。当時この条約は国際的に認められたものです。その後36年間に渡って朝鮮国の近代化を進める為、日本は5500億ドルの投資を行い(当時の日本政府の予算の約5%)、1945の終戦時には1200億ドルの資産を残しました。( Y. Teng  2015 )。(但しこの資産は韓国が1954年のサンフランシスコ平和条約に調印していないので韓国政府が吸収する権利は持たないが悪口を言いながら利用している)。この日本の朝鮮半島近代化政策のお蔭で、年間平均2 ,2 %の経済成長を維持する事に成功しました。( Economy  under imperialismo of Japan ,Kim Paknen 2002) 。

更に、戦後1965年、合併期間中に起きたあらゆる可能な日本国と朝鮮国間の権利、財産、利益、請求問題に関する完全及び永久的な解決を目的として8億ドルの資金援助協定を締結、この援助により現在ある韓国の経済発展に大いに役立ったと信じられています。

他の植民地化された国でこれだけ近代化に配慮された国はどこにありますか。同様に当時日本により植民地化された台湾は、今最大の日本の友好国ではありませんか。どうして韓国と台湾の国民性がそんなに違うのでしょうか。

私事になりますが、小生60年代後半からブラジル サンパウロ州の公務員となり(環境庁)、そのためブラジル国籍に変更しています。(外国人は公務員になれませんので)。この国でも2013年頃から韓国政府の出先機関が慰安婦像の建設や日本軍による虐殺写真展の開催などの運動が盛んにあり、それ以来この問題に興味を持つようになりました。しかしこの国では日系人が圧倒的勢力をもち、これら韓国人の反日運動は完全に鎮圧されており、現在は全く平常です。

しかしいつ何時、韓国やシナの政府または政治団体が、この問題を利用しだすかもわかりません。まだまだラムザイヤー教授の名前がメディアで存在する必要があります。

如何でしょうか、雑誌正論に引続き、関連課題で文芸春秋にも投稿されては。未だ日本の多くの人たちは、慰安婦は心にかかるテーマになっていますが、本当の問題点を理解している人は多くはないと存じます。

敬具

パウロ 河合

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