ユネスコ世界記憶遺産  「慰安婦」の登録 第七回

第七回お話し:『細谷下ろしと意見封じ』を仕組んだ人・協力した人(敬省略)

加瀬先生が2022年11月に亡くなられました。「規律」を指導してきた目良先生に続いて会の「重し」がなくなりました。どっしりと安定した「重し」でした。

山本は加瀬先生が代表であった「慰安婦の真実国民運動」の後継者と称しました。細谷は山本が「規律」4団体の一つである「なでしこアクション」の代表である事から、「規律」の運営に資する別の人を求めました。山本は2023年1月5日新年早々に、1月17日に加瀬先生後任に関しての「国民運動」と「規律」の「意見交換会」の開催を連絡しました。

ですが、1月17日の会は「慰安婦の真実国民運動」の後任者を決める意見交換会ではありませんでした。「交換会」は山本が司会で取り仕切り、「国民運動」の参加者が細谷の意見を封じて、山本にユネスコ窓口を取り戻すための会でした。その「国民運動」の方たちは、それまでのユネスコでの活動等々を全く知らないで、その会では只管細谷の意見を封じました。

そして小山は唐突に山本に協力して国民的な募金と政府から援助を得る活動を提案しました。小山は転換して山本と行動を共にする事になりました。

後から山本から送られてきたこの「意見交換会」の議事録と称した記録書には、この会を「第一回 ユネスコ申請団体対策会議」と称しました。

山本と国民運動の企みを知った細谷は、「意見交換会」の山本他参加者全員に質問書を送り、その質問の回答でその企みを検討したい趣旨のメールを1月27日に送りました。

そのメールで特に山本へ次の3点を質問して、説明と確認、そして言葉だけではなくその証し(あかし)を求めました:

1.政府とは独立した民間団体として活動をするのか、(以前山本が政府にべったりであったが、そうならずに)宗旨替えをしたのであれば、その替えた理由と証し

2.両論併記を容認したのは間違いであった事を認め、今後その主張はしない事の言明とその証し

3.2022年5月に嘘のメールをユネスコに無断独断で送った過去、そして今回の「意見交換会」と言い繕って「日本軍の規律の会議」と偽った羊頭狗肉的運営を認め、今後は誠意をもって他人の意見を聞き、何事も論を尽くし万機公論に決する誓いと、その証し

しかし、今現在迄山本からの返答はありません。1月17の会議に参加した国民運動の名誉教授からは、目良氏に対して細谷の日本再生会の代表を解任する様に執拗に要請し、別の大学教授は細谷へ、「辞任しなさい、山本に譲りなさい、そうすれば他人とうまく付き合えますよ」との趣旨の警告とも脅しとも言えるメールを送りました。

これ等の執拗な細谷下しは成功しませんでしたので、小山はユネスコにまで直訴しました。

小山は博士で大学教授を名乗り、山本と高橋と連署した手紙で、四団体中の三団体の賛成による多数決で、「我々は貴我間(ユネスコと「規律」の間の)連絡係の山本氏を信じ託していましたが、日本再生会の細谷氏が専横にも彼女に取って代わり、また連絡役として彼は幾つかの深刻な問題を引き起こしています。」と4月15日にユネスコへメールを発信しました。発信した内容はこれまで述べて来た山本‐細谷の交代の事実ではありませんでした。小山は山本が自ら辞任した事と細谷への移譲をその当時に現認した当事者でした。ユネスコは内部で協議の末に、「規律」は全4団体の合意で成り立っている組織(多数決を認めない組織)なので、4団体が合意したことをユネスコへ連絡しなさいと返事しました。

しかし山本はそのユネスコの指示を無視して、細谷の意見:特に「代表が存在する対話」を無視して、多数決で決まった4団体の回答と称してユネスコへ送り続けました。山本はユネスコへは細谷の意見を審議して否決したと連絡しました。細谷がその審議の内容を山本に質したら、山本ではなく小山が回答しました。その回答は、「代表は多数決で私(小山)に決まっているから、ご心配なく(それで細谷の代表に関する意見は採用しなかった)」でした(2024年4月19日22:43に小山が発信したメール)。小山はこの代表の件を細谷が取り上げた最初から今に至るまで、「代表」の事を「規律の代表」と誤解していた事が判明しました。己の知らない事を自身は認識せずに、そんな生半可どころか無理解でもって他人の意見を排除する人でした。この様に「日本軍の規律」の事態は絶望的で収拾不可能になりました。

そうではあっても、ユネスコ世界登録遺産登録の為の相手との対話の話はまだ終わってなく、続いています。

次回第8回(最終回)は、この様な事態になった原因とそこから得られた訓えを述べます。

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ユネスコ世界記憶遺産  「慰安婦」の登録 第七回」への2件のフィードバック

  1. 山本は小山側につき、細谷と対決。細谷を煙たがって、排斥しようとしたわけですね。

  2. 主は山本氏です。何も知らない小山氏は山本氏についていっただけです。知らない人はなにも出来ませんから。
    これは個人的な怨恨の様に観えますが、根っこは違う-謀略である事をご理解ください。

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