GAHTが現在行っているカリフォルニア高等学校歴史教育副読本配布プロジェクトの現況をお知らせいたします。
ご存知の通り、カリフォルニア州では韓国系団体と引退した中国系女性判事二人が推進している慰安婦正義連合会(Comfort Women Justice Coalition)などによって、州の教育委員会が高等学校の一年生の世界史の授業で「慰安婦」について教育をすることが2016年7月14日に決まりました。
我々はその決定が行われる前に州の教育委員会に反対を表明し、州都のサクラメントで行われた公聴会でその意見を陳述しましたが、教育委員会の委員の見解はすでにきまっていたので押し切られました。
決定された記述によると「慰安婦」とは「日本軍によって性の提供を強制された女性であり、組織化された性奴隷制度の一例であるとされ、その数は数十万人であったと推定されている」となっています。
それに加えて、前記の韓・中系の団体が今年の初めから「学習参考資料」として、元慰安婦であったとする人たちの体験談集を州内の各教育委員会(約600)に送り届ける事業を行いました。このままでは、日本国は女性の人権を認めない悪徳国家として教えられ、米国における日本の名誉は失墜します。
この件に関して日本政府は何も積極的な行動はしていません。我々は政府に支援をお願いしましたが、受け付けられませんでした。従って、何も期待できません。GAHTと我々を支援してくださる皆さんは黙っているわけにはいきません。
そこでGAHTは州内の高校一年生が100名以上登録されている公立高等学校1105校を選び出し、そのすべての学校の校長あてに図書と手紙を送り届けることにしました。
「慰安婦問題」が日本と韓国の間で問題になっている政治的な懸案事項であることを説明し、二冊の図書を同封することにしました。その図書を参考にし、この問題について英語で解説したウェブサイトもあるので、それらを参照するように科目担当者に指示していただきたい、とする手紙を添えて発送し、現在、約半分の学校に送りました。
発送している図書は以下です:
‐A.Niyamoto “Wartime Military Records on Comfort Women”
‐K. Mera “Comfort Women NOT Sex Slaves, Second Edition” 又は
K. Hososya “WWII Korean Women Not Sex-Enslaved”
学校に参照を勧めているウェブサイトは、Princeton Institute for Asian Studies によって最近に開設されましたhttp://princetonifas.org/
です。
一ヶ所に発送するのには図書代に郵送費を加えて約15ドル掛かります。
これまでの皆様のご支援をこの様に使わせて頂いております。
今後とも宜しくお願い致します。
令和元年7月1日 GAHT